【MO】アルトリア・グループの配当利回りが「6.55%」と魅力的過ぎる水準に!
こんにちは、セシルです。
米国株投資家に人気の米最大手たばこ銘柄であるアルトリア・グループ。
メンソールたばこを巡って、FDA(米食品医薬品局)が販売禁止の方針を表明したことによる影響から、昨年11月以降から株価が右肩下がりで低迷中です。
これは、アルトリアがメンソールたばこの市場シェアを10%占めていることによります。
幼少期の私は重い喘息だったこともあり、たばこが嫌いなのでアルトリアへの投資を控えていましたが、最近の株価暴落で配当利回りが凄いことになっているので、正直配当目当てと割り切って投資するかどうか迷いつつあります・・・
【MO】アルトリア・グループの配当利回り
以下は2月11日現在のアルトリアの株式配当データになります。
株価:48.84ドル
配当利回り:6.55%
1株配当:年間3.20ドル
配当性向:80.0%
連続増配年数:49年
連続増配年数は49年です。
配当再投資戦略をおこなう米国株投資家は多いと思いますし、長期目線で考えると非常に魅力的な水準となっています。
配当落ち月は3月,6月,9月,12月。
配当支払い月は1月,4月,7月,10月の年4回です。
【MO】アルトリア・グループの事業内容
アルトリアは、米国内ではNo.1のたばこメーカーです。
主力ブランド「マールボロ」を筆頭に「ラーク」や、葉巻の「ブラック&マイルド」を保有しています。
また、アルトリアはタバコ以外の他業種にも積極的に乗り出しており、食品事業での売上高はなんと世界第1位となっています。
ワイン、チーズ、お菓子などその種類は様々で、タバコで莫大な利益を上げつつ他業種でも成功を収めているのがアルトリアの強みといえます。
しかしながら、国内ではその名前を聞いた事があるという方は少ないと思います。
というのも、同社は米国外の事業をスピンオフした後の会社なので、基本的には「米国内でしか事業をおこなっていない」ためです。
私はアルトリアが米国内、【PM】フィリップ・モリス・インターナショナルが米国外で事業を展開していると覚えています(笑)
【MO】アルトリア・グループの将来性について
最近は世界的な健康志向の高まりによって、従来のたばこ市場は年平均で数%のペースで縮小するという意見があります。
ただ、基本的にたばこは価格設定が柔軟にできる商品だと思いますので、需要が縮小するとしてもある程度の利益を確保できるのではないかと考えられます。
過去に大幅な値上げをしてもたばこをやめなかった人々を見れば明らかですね。
正直「こんな値上げしたらさすがに誰も買わないでしょ!」と思っていた自分がいましたが、ニコチン依存症を舐めてました(笑)・・・
また、たばこ事業はそもそも参入障壁が高いことに加え、莫大な設備投資も必要としないので安定したキャッシュフローが期待できるのがポイントでしょうね。
これまでもたばこへの規制が厳しかったことを考えると、いまのような下落は特に珍しいことでもないという意見もあります。
よってホルダーはじっと春が来るのを耐える時なのかもしれません・・・
おわりに
仮に100株(約54万円)買っておくだけで年間約35,000円もの配当金がもらえます!
これは長期投資家としては無視できない水準ですよ(笑)
ちなみに、最近TVで見ましたが、電子たばこが顔面で爆発する事故が多発しているようです。今年の2月には死亡事故もあったとか・・・
そもそもその事故になっている電子たばこは「Vape」というものらしいですが、フィリップ・モリスの製造している「iQOS」などの加熱式とは違って様々な中小企業が製造しているものです。ものによってはそこまで品質保証などがしっかりしていない粗悪品もあったとか・・・
この爆発事故にアルトリアやフィリップ・モリスに関わりはないのが救いといったところでしょうか。
さすがは世界No.1のたばこ銘柄ですね。
この記事が参考になればうれしいです。