【ABBV】米ヘルスケア大手のアッヴィ株を約23万円分買い増しました
こんにちは、セシルです。
先日米国へルスケア大手のアッヴィ(ABBV)株を1株78.00ドルで28株、約2,184ドル(約23万円)分買い増しました。
今回の購入でアッヴィの保有枚数が65株となります。
実はグロース株のゼットスケーラー 【ZS】やIPOしたばかりのビヨンド・ミート【BYND】を買ったりもしましたが、やはりボラが大きく、将来の下落リスクを考えて今はディフェンシブに集中したいと思います。
アッヴィ【ABBV】とは
アッヴィはグローバルな研究開発型のバイオ製薬企業大手です。2013年にアボット・ラボラトリーズ【ABT】からスピンオフして誕生した会社です。
免疫疾患、腫瘍学、ウィルス感染・C型肝炎、神経系が重点領域となっています。
主力商品は抗リウマチ治療薬の「ヒュミラ」。
15年にがん治療薬のファーマサイクリック社を210億ドルで買収し、血液がん治療薬の「イムブルビカ」を獲得してがん領域を補完しています。
他にも抗うつ薬の「ルボックス」などがあります。
業績概況
2018年は主柱の「ヒュミラ」がグローバル競争激化も米国内中心に順調に拡大しています。
新薬貢献のHCVや買収した子会社の「イムブルビカ」も急成長中。
ただ、開発中止薬の減損が響き営業減益ですが、税負担減で純利益は増益を確保していますね。
ABBVは配当貴族
アッヴィってどのくらいの期間、増配していると思いますか?
現時点で46年もの間増配をしています。
このまま順調に増配していけばあと数年で「配当王」の仲間入りしそうですね。
ここまできて減配なんてのは考えにくいですし会社側としては意地でも増配してくると考えられます。
ABBVの基本情報
ティッカー:ABBV
本社:米イリノイ州北郊・ノースシカゴ
設立:2012年
上場:2013年
配当利回り:5.46%(6月21日現在)
一株あたりの配当金:1.07ドル
PER:9.01
PBR:---
EPS:3.67
BPS:△5.71
2019~20年は新製品ラッシュ
アッヴィは今年5月に乾癬治療薬「スキリージ」(一般名・リサンキズマブ)を世界に先駆けて発売しました。
また白血病治療薬の「ベネトクラクス」のほか、関節リウマチ治療薬として「ウパダシチニブ」(絶対覚えられないw)を今年2月に米FDAに新薬申請し、欧州EMAにも医薬品販売承認申請をしています。
今年から来年にかけて新製品ラッシュを迎えそうです♪
「スキリージ」は抗IL-23抗体で、3回目以降は12週間に1回投与と、国内で承認されている乾癬向けの生物学的製剤で最も投与頻度が少ないのが特徴。ピーク時に薬価ベースで102億円の売上高を見込んでいます。
2020年以降は成長回復が見込まれる
現在、日本市場で存在感を急速に高めてるアッヴィ。
なぜかといえば、2018年はC型肝炎治療薬の「マヴィレット」が大ヒットで売上高が倍増し、初めて日本でトップ20入りを達成したためです。
とはいえ、「マヴィレット」による急成長の反動で19年は減収となるものの、20年以降はこうした新製品によって成長回復の見通しです。
13年の発足時には日本国内売上高では37位だったアッヴィ。短期間で急成長を遂げ、グローバルにおける日本市場の重要性も高まっているといいますが、一方で薬価制度の見直しが懸念材料となります。
実際、「マヴィレット」は今年2月、特例拡大再算定の適用を受け、薬価が25%引き下げられました。
おわりに
個人投資家の中にはタイミングを見計らって割安になったら株を買い増そうと考える人も少なくないと思います。
しかし、タイミング投資は長期的に見ればパフォーマンスに与える影響がほとんどないので、最初にどかっと投資をしても長期的に見れば問題ありません。
なぜなら、いまのような不透明感が強い中での強気相場では、「株価は割高だからもうすぐ下がるかもしれない」と考えて、株を買い増しすることはなかなかできないでしょう。
実際、資金が債券市場に流れ始めています。
また、「暴落を待ってから株を買おう!」などと考えていた投資家でも、いざ弱気相場になるとほとんどの人が「株価はまだ下がるかもしれない」と考え、結局いつまで経っても株を買い増すことができないのは目に見えています。
あなたの参考になれば幸いです。