【投資家必見②】アノマリーを知ることで株価の傾向を掴むべし【保存版】
- 株価が上がりやすいのは木曜日
- 株価が下がりやすいのは月曜日
- サザエさんの視聴率は株価と逆相関
- 寄り付き天井で買うと赤字?
- 12月向けて小売・ゲーム関連株が上昇傾向
- ブラックマンデー前後は暴落に備える!
こんにちは、セシルです。
今回もマーケットにおけるアノマリーに関する内容となっています!
↓前回の内容は以下の記事をご覧ください♪
株価が上がりやすいのは木曜日
これは曜日アノマリーの一つです。
金曜日は米国の重要指標の発表や土日を挟むのでリスク回避の売りが増えるのは皆さんもご存知だと思います。
また、プロの投資家(ディーラーなど)は毎週投資結果を上司に報告するので、木曜から利益確定作業をおこないます。
結果として、株価の上昇は木曜をピークに下がる傾向にあります。
株価が下がりやすいのは月曜日
先程とは逆で、週末効果で月曜は株価が下がりやすいと言われます。
買うのであれば月曜の終値、売るのであれば金曜の始め値が有効です。
また、持ち越しリスクを取れるのであれば、
金曜日に空売りして、月曜の下落後に買い戻すという戦略をとることもできますね。
サザエさんの視聴率は株価と逆相関
サザエさんを見る人が増えれば景気悪化のサイン!?
2005年に大和総研が発表したレポートから知られるようになったアノマリー。
レポートによれば、「サザエさんの視聴率と全体相場は逆相関の関係にある」という分析がされました。
景気判断の1指標として言及されることも多いです。
サザエさんの視聴率が良いということは、「日曜日の夕方に家の中にいる人が多い」と言えるので、消費低迷。
逆に視聴率が悪ければ「外出している人が多い」となるので、経済が元気だというもの。
とはいえ、昨今のテレビ離れからサザエさんを見ている人自体が減っていると言われているので、参考程度にしていただければ幸いです♪
寄り付き天井で買うと赤字?
相場では「寄り付き天井・引け安値」という言葉があるように、値上がりを期待して寄り付きで飛びつくと実はそこが天井で、そこから徐々に下落し結果引けが安値になるというもの。
実際、寄り付きでは株価が上昇する傾向があるものの、市場やサプライズ次第では買いの勢いが徐々に落ちて、反対に利益確定などの売り圧力が高まるために引けにかけて株価が下落することが多いです。
12月向けて小売・ゲーム関連株が上昇傾向
米国では毎年11月27日の感謝祭翌日の金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、小売店では1年間で最も売上高の多い1日です。
また、ブラックフライデーからクリスマスにかけて「クリスマス商戦期間」と位置付けられていて、期間中は日本の比じゃないくらい盛んになります。
小売各社はかなり力を入れて販売を伸ばすため、小売や子供用のゲーム関連株が上昇します。
そのため、米国は概ね堅調になりやすいですし、日本でもブラックフライデー以降は堅調になりやすいです。
ブラックマンデー前後は暴落に備える!
1987年10月19日にNY証券取引所で起こった世界株価大暴落「ブラックマンデー」を筆頭に、10月に暴落が起こりやすいというアノマリー。
ブラックマンデー以降、1990年10月や2008年10月などに大きな値幅で変動したこともあり、実際にその前後は暴落は起こりやすい傾向にあるようです。
未だに市場ではブラックマンデーが意識されていて、株価が変動することもしばしば…
一方で、11月がヘッジファンドの決算月にあたるため、ポートフォリオ組み換えにより資金が抜けるので、10月前後は暴落が起こりやすいとも言われます。
また、ブラックマンデーを筆頭に西暦の末尾が「7」の年に暴落が起きる傾向にあります。
【過去10月に暴落した例】
1929年10月 魔の木曜日(ダウが10%以上も下落)
1987年10月 ブラックマンデー(ダウが22.6%、日経平均が14.9%それぞれ下落しました)
2007年10月 サブプライムローン問題が表面化(ダウが下落)
2008年10月 リーマンショック(ダウは9,000ドル割れ、日経は1万円割れ)
参考になれば幸いです♪