セシルのゼロから始める米国株投資

化粧品メーカー勤務の31歳社畜サラリーマンが、化粧品のこと、資産形成(米国株式投資🇺🇸)など、日常に少しの付加価値を与える情報を発信するコンテンツです。

【投資家必見③】アノマリーを知り、株価の傾向を掴む


こんにちは、セシルです。


先日に引き続き、マーケットにおけるアノマリーに関する記事でお届けします!

よければ過去の記事も参考にしてみてください。
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大発会が上がった年は堅調

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年初のローソク足がその年の勢いを知らせてくれる!?

その年の相場の方向性が、「大発会」の日足ローソク足と相関関係があるというアノマリー

大発会が陽線で終われば全体相場が上昇することが多く、逆に陰線で終われば下落することが多い傾向にあるようです。

実際、大発会が高値引けした年は年足でも陽線を引くことが多く、比較的信憑性が高いものと言われています。

特に、2017年の大発会は2013年より4年ぶりの上昇を記録。

2016年の米国大統領選挙以後に形成された好感ムードが引き継がれた形で始まったことからも、こうしたアノマリーが以降の株価動向を探る際の参考になります!

辰巳天井、牛年尻下がり

下げやすい「辰巳牛」は過大なポジションを避ける

干支によって、全体相場の値動きに特徴があるというアノマリー

特に、辰年から牛年かけて「天井〜下落」の動きが起こりやすい傾向にあります。

そのほか、「未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」と続きます。

実際の12年周期の景気サイクルにちなんだものとして信用性の高いアノマリーと言われています。

東京オリンピックの開催される2020年は「繁栄」の子年と対応しており、上昇トレンドの起点となるかに期待されています。

過去26年間で12月の勝率は6割4分

20日頃からポジションを持つのもあり

12月の株価傾向を表すアノマリー
クリスマス休暇で欧米の機関投資家が休みに入るので一旦調整しますが、1年間の中で12月がもっとも株価が上昇する月となっています。
(※もちろん昨年のような例外もありましたが)

この要員としては、11月までに機関投資家のポジション調整が終了しており、新しいポジションを12月から取り始めるからとも言われます。

また、12月20日あたりから年末にかけて株価が上昇する傾向があることから「掉尾の一振り」という相場格言もあります。(※掉尾とは、最後になって勢いが盛んになることをいいます)。

春節国慶節前の株価変動に要注意

中国系資金の抜けで相場が変動

中国の春節国慶節などの大型連休前は、中国国内の機関投資家などがポジション調整をおこなうための売りが出やすい傾向にあります。

春節は1月後半〜2月前半、国慶節は毎年10月10日。これらの中国の祝祭日は中国系の資金が抜けるため相場が変動することが多く、ポジションを小さくしたり先物でヘッジをかけておくなどして備える必要があります。

また、個別銘柄に限っていえば、休暇で日本に旅行する中国人も増えることから、「春節銘柄」といえるような銘柄もあります。

長期投資では7〜8月が仕込み時

特にお盆の売りが出た後のタイミングに注目!

このテクニックは中長期的で株を買うなら夏の時期が安く買えて効果的というもの。

投資格言に「株は秋に買って春に売れ」というものがあります。
これは大体3月末決算が出揃う5月中旬頃が株価の天井になり、それから閑散相場が続き、年末に向かって動く秋頃に買い始めろという1年を通じた売買タイミングのことです。

一方、最近は秋に買えば儲かるという格言が有名になり、購入時期が前倒しになってきています。
最近の傾向ではお盆の売りが出た後の8月下旬〜9月上旬です。

45日ルールは5月と11月に特に影響がでる

インバースETFなどでヘッジして対応

毎年11月に話題が上がる「ヘッジファンドの45日ルール」。
ヘッジファンドの出資者はほぼ大口で、資金を効率的に運用するため、解約のタイミングが3ヶ月に1回、半年に1回と限られています、

そのため、解約をおこなうには「解約日の45日前に通知しなければならない」ルールがあります。

したがって、2月・5月・8月・11月の15日頃にファンド側のポジション手仕舞いによる値動きが起きやすいです。

特に11月はヘッジファンドの解約に集中することから値下がりしやすい月といえます。

また、半年に1度となる5月も大きく下落する傾向があるので、「日経平均ダブルインバース」や「先物」などでヘッジするのが有効です。

大きな資金が動くイベントなので、起因するアノマリーをチェックしましょう。