【提携】MSFT、WBAがクラウドやAIを活用した戦略的パートナーシップ契約を締結
こんにちは、セシルです。
ハイテクセクター世界最大手のマイクロソフト【MSFT】が15日、米ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】と7年間の期限付き戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表しました!
これに反応してマイクロソフト株の株価は前日比+2.9%の105.01ドルまで上昇しましたね。
もう少しで私の平均取得価格に戻りそうです(笑)
今回は提携の中身と、ウォルグリーンについて書いていきたいと思います。
提携内容の詳細は?
ウォルグリーンはヘルスケア(健康管理)に関するインターネット関連インフラの大半をマイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure Platform」に移管し、実験的に12店舗でヘルスケア関連商品の販売と販売促進を目指したデジタルヘルスコーナーを設置するようです。
ウォルグリーンがマイクロソフトと提携する目的は、次世代のヘルスネットワークや統合デジタル医療体験、ケアマネジメント(居宅介護支援)のソリューションを可能にする革新的なクラウドプラットホームを構築することでコストを引き下げ、より高度なヘルスケアサービスを消費者や医療機関に提供していくことにあるようです。
マイクロソフトによれば、「マイクロソフトのクラウドサービス、AI(人工知能)のプラットホーム、ヘルスケア関連投資、リテールソリューションをウォルグリーンの顧客ネットワークや利便性の高い店舗網、外来診療所サービスと統合することにより、世界中どこにいてもヘルスケア・デリバリーが受けられるよう身近で便利なものにしたい」と発表しています。
両社はヘルスケア・デリバリーをより個人使用に適した運用システムを考えているようですね。
具体的には、慢性疾患を事前に予防するための自己ケア体験を可能にする
・デジタル医療機器
・デジタル診断アプリ
・店舗での専門家によるアドバイス
などを提供していくそうです。
ウォルグリーンという会社
そもそも「ウォルグリーン」を知らないよという方もいそうなのでちょこっと説明すると、
ドラッグストアの運営を中心に、健康サービス事業を展開する持株会社です。
2014年12月にウォルグリーン・カンパニー(Walgreen Company)とアライアンス・ブーツ(Alliance Boots GmbH)の経営統合により設立されました。
アライアンス・ブーツは2006年7月、アライアンス・ユニケム(Alliance UniChem、2009年にアライアンス・ヘルスケアに改称)と、
ブーツの経営統合により設立された企業でしたが、
2012年6月にウォルグリーンは、アライアンス・ブーツの株式の45%を買収して両社の合併を2段階で行うことを発表。
2014年8月、ウォルグリーンはアライアンス・ブーツの残りの全ての株式の買収を発表し、
同年12月には買収を完了しています。
これにより、「ウォルグリーン」「アライアンス・ヘルスケア」「ブーツ」はそれぞれ、新たに設立された持株会社「ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス」の子会社となりました。
米国と欧州を中心に、世界25カ国以上で10万以上のドラッグストアを展開し300以上の医薬品流通センターを持つグローバル企業となったわけです。
最後に。
2018年6月、【GE】がダウ平均構成銘柄から除外され、新たに【WBA】がダウに追加されています。
参考になれば幸いです。
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