【考え方】株式投資が趣味で悩むこと。日本人が投資をしない理由。
こんにちは、セシルです。
もうすぐ春ですね〜!
この時期は卒業による別れと入学・入社の出会いが起こる季節。
そして、スタートダッシュが肝心ということで最初に会話をした何人かが仲良くなってグループを形成していくわけですね。
色んな会話の中で、最近
「なんて答えていいものか悩む…」
ということがありました。
そう、「趣味」についてです!
おそらく、当ブログの読者さんは何かしらの投資をしてらっしゃる方がほとんどだと思うのですが、もしそうなら私のこの悩みがわかっていただけると思います。
1番の趣味が投資なのに誤魔化した
昨年の会社の忘年会での出来事です。
私の会社ではその年、来年の「内定」が決まっている学生たちを招いて一緒に忘年会を開くのですが、たまたまクジで学生が多くいる席につくことになりました。
そうすると当然、当たり障りないことを話すわけですよ。
「どこの大学に通っているのか」
「出身はどこなのー?」
「趣味は?」
こう聞くと「お前は面接官か!」とか言われそうですねw
とはいえ、どうしても相手のことを知るにはそういった答えやすい内容になってしまうのは皆さんも同じはず…
で、聞いた(聞かれた)からにはこちらも答えるわけなんですが、「趣味」って困りませんか?
戦後の日本ではいまだに投資できちんと資産運用する文化がほとんどありません。
このような背景から、あまり声を大にして「投資が趣味です!」と言いにくい環境となっています。
投資が趣味とか言おうものなら、「楽してお金儲けをしている守銭奴!」とか思われて変な噂が社内で広まりそうで怖いですからねw
なのでその場では他の趣味である「色んな化粧品を試すこと」や「テニス」と言っておきました…(本当は投資と言いたいw)
皆さんにもこんな経験ありませんか?
江戸時代までは日本も投資が盛んだった!?
これを聞くと驚かれる方が意外と多いのではないでしょうか?
今でこそ株などの投資話しをすると変な目で見られがちですが、昔はそうでもなかったんですね。
1730年、江戸時代の日本には米国のシカゴで誕生する100年も前に「商品取引所」が存在していました。
当時、大阪に出回っていた現物の米は200万石。ですが、2時間で120万石の取引があったと記されているそうです。
なぜこんなことができたのか?
つまり、これは現実にない米が売買されていたということです。
大阪では「信用取引」という現実にはない商品を売買する仕組みが世界に先駆けて発明されていたということですね。
この事実が示す通り、日本人は投資のシステムをいち早く開発し、うまく運用していた。
投資の能力は非常に高かったというわけです。
太平洋戦争が日本人を変えてしまった…
1930年代、日本は戦費調達に困っていました。
当時の大蔵省は苦肉の策として、昭和13年に「国民貯蓄奨励局」を設立して国を挙げて貯蓄奨励キャンペーンを始めたのです。
「貯金しない者は非国民!」
というレッテル貼られないため、国民の多くが手持ちの現金をせっせと金融機関に貯金したようです。
この集められたお金が国債の引き受けに回され、軍需産業には無担保で融資がおこなわれました。
国はこの国債を売ったお金で軍人へお給料を払い、武器を買うという構図です。
ただ、戦争が長期化するともっと資金が必要になり、昭和16年には「国民貯蓄組合法」なんていう法律まで作って全国民に「貯金を強制」しました…
最終的に国民の財産をすべて投入したにも関わらず、敗戦に終わりましたが。
なんにせよ、約80年以上にわたって貯金し続けた結果、「お金は金融機関に預けるもの」という習性が国民の体に染み付いているんですよね。
私の父も、株などの投資には反対していますしね(苦笑)