セシルのゼロから始める米国株投資

化粧品メーカー勤務の31歳社畜サラリーマンが、化粧品のこと、資産形成(米国株式投資🇺🇸)など、日常に少しの付加価値を与える情報を発信するコンテンツです。

【書評】「金持ち父さん貧乏父さん」の内容を要約。投資のきっかけとなった本。


こんにちは、セシルです。


「金持ち父さん 貧乏父さん」という書籍。

あなたは知っていますか?


おそらく株式投資などやっている人やそれ以外の人でも一度は読んだことがあるのではないかと思います。

全世界2,800万部のベストセラーとなっていて、「どうやったらお金持ちになれるのか?」と疑問をもったらまず最初に読むべき本だとも言われます。

「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んでわかること

結論からいえば以下のような気づきを得ることができます。

【1】金持ちになるためには自分自身がたくさん働いて稼がなくてはならないという常識を覆す
【2】持ち家が「資産」であるという信仰を揺るがす
【3】資産と負債の違いがハッキリする
【4】お金について、学校教育があてにならないことを親に理解させる
【5】お金について、子供たちに何を教えたらいいのかを教えてくれる

とはいえ、これだけだと表面的なことしかわからないでしょうから、本書の中からこれは大事!

と思うところ。具体的には金持ち父さんからの「6つの教え」の部分を要約して紹介していきますね♪

お金のために働くのは貧乏人の考え

あなたは会社員ですか?

であれば以下のような生活を送っているでしょうか。

毎日家から同じ道を通って、同じ電車に乗り、同じ建物に出社し、朝から晩までフルタイムで働く。
がむしゃらに一生懸命働けば、いつか給料が上がるだろうと待ち続ける。
中にはアルバイトなどのダブルワークにも手を出して自分の時間を切り売りしているかもしれません。

ですが、これではいつまで経っても暮らしはラクにならないし、あなたが望む人生を送ることは難しいかもしれません。

この状態を本書では「ラットレース」とよんでいます。そして、ラットレースから抜け出すために、自分に正しいお金についての教育をしていくことを説いています。


金持ち父さんは主人公にこう言います。

中流以下の人間はお金のために働き、金持ちは自分のためにお金を働かせる」

と。

一般的に私たちは高校〜大学まで学ぶと「これで勉強は終わり」と考えますね。

しかし、金持ち父さんにとって少なくともお金の勉強は、学校を卒業しても学べば学ぶほど知らなければならないことが出てきます。

あなたは、学校で教えてくれるのはなんだと思いますか?
それは、「お金のために働く方法」です。

そして、「お金を自分のために働らかせる方法」は学校では教えてくれません。

人生を豊かにするという点においては後者の方がよっぽど知りたいことなのにおかしな話です(笑)
でも実際のところ、大半の人はお金について学ぼうとしません。
理由は簡単で、お金のために働く方法を学ぶ方が簡単だからです。

また、大切なことは感情をコントロールする技術を身につけること。
人間の「行動」と「思考」を支配しているのが感情だからです。
つまり、感情に支配されずに頭でモノを考えられるようになることが、ラットレースから抜け出す解決のための第一歩です。

また、主人公がマンガ図書館というビジネスをたちあげ、自分がいなくてもお金を生み出してくれる仕組みを作りあげたストーリーも描かれています。

金持ちは自分のためにお金を働かせるという、金持ち父さんの教えが分かりやすく説明されているのです。

大切なのは、学んだことを自分でもできそうだと思えるかどうかです!

お金の流れの読み方を学ぶ

金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない」。これは、読んでみると当たり前のことのように思えるかもしれません。

しかし、私たちの多くは学校でたくさんのこと学んできたにも関わらず、お金については何も教わりません。

金持ち父さんは、資産と負債の違いをしっかりと理解することを教えています。

金持ち父さんの考える「資産」と「負債」の定義


【資産】私のポケットにお金を入れてくれる
【負債】私のポケットからお金を取っていく


この資産と負債の違いを理解してその流れを把握するために、会計の仕組み(損益計算書貸借対照表など)について学ぶことが大切なのです。

あなたが資産について詳しくないのであれば、例えば、「持ち家は負債」と聞くと驚くかもしれません。
とはいえ、前述の資産と負債の定義で考えれば、一般的には住んでいるだけで価値が減っていく持ち家は負債になりますよね?

こういった自分自身の1つひとつの価値観を変えていくことこそ、お金持ちに考え方を合わせていくプロセスだといえます。

自分のビジネスを持つ

私たちは「仕事」と「ビジネス」は同義と考えがちです。
しかし、2つは似て非なるもの。
例えば銀行に勤めている人に、「あなたのビジネスはなんですか?」と聞くと、
十中八九「銀行員です」という答えが返ってくるのではないでしょうか?

これは金持ち父さんにいわせれば、銀行員というのは「仕事」であって、「ビジネス」ではありません。

また別の例で言うと、マクドナルドの創業者であるレイ・クロックはセールスマンの仕事を長くやっていましたが、彼の持っていたビジネスはマクドナルドという「不動産業」でした。

ビジネスは資産になります。仕事は収入を与えてくれますが、資産でありません。

前述したように、資産とは「自分のポケットにお金を入れてくれる」ものでしたね。

金持ち父さんの定義で言うと、ビジネスはあなたが現場にいなくても、あなたのポケットにお金を入れてくれるものでなくてはなりません。

金持ち父さんはお金持ちになるためにあなたが自分のビジネスを持つことを強くすすめいています。
そして、多くの人にとって現実的な選択肢として、会社をやめて起業をするのでなく、今の仕事を続けながら、一方で自分のビジネスを持って育てていくことを教えてくれています。

今だと例えば、ブログや不動産経営、金融資産への投資などでしょうか。

会社を作って節税する

税金はしっかりと納めるもの

私たちはこう思っています。

確かに法律の範囲で税金は収める必要があります。
しかし、金持ち父さんは「税金は本来貧乏人のためのものである」という考えをもっています。

ですから、会社を作って法律の範囲で効果的な節税をして、資産を築きあげることに役立てようと教えています。

特に米国や日本などの先進国では、お金持ちになるほど高い税率を課税されますから、正しい節税のやり方を覚えることはあなたの資産を守るために大切なことです。

資産を守るために大切な能力のことを、金持ち父さんは「ファイナンシャルインテリジェンス」と呼んでいます。

ファイナンシャルインテリジェンスの4つの要素

【会計力】数字を読む力
【投資力】 戦略を立てる力
【市場の理解力】チャンスをつかむ力
【法律力】会計や会社、国や自治体に関する法律をうまく活用する力


これらのお金の知識に対して理解を深めれば深めるほど、お金を自由に操れるようになっていきます。

金持ちはお金を作り出す

金持ち父さんは「そもそも、お金なんていうものは存在しない。みんなが「これがお金だ」と同意して決めているだけ、といっています。

そして、「お金は存在しないものだと理解する方がより早くお金を作ることができる」とも教えています。

さらにいうと、お金を作り出すための基本が、前章で紹介した「ファイナンシャルインテリジェンス(以降、FI)」なのです。
例えば、不動産や株を購入する時も、なにが自分に多くの資産をもたらしてくれるのかを「見る目」をもっていなければ、いくら投資をしても資産は減っていくばかりでしょう。

FIを磨くことは、市場を見た時に、あなたにより多くの資産をもたらしてくれる測定器を手に入れるようなものなのです。

また、金持ち父さんは 投資家には2種類があり、あらかじめ用意されているパッケージ化された投資を買う人と、自分で投資対象を作り出す人に分かれると教えています。

多くの投資家は前者ですが、本当に大きな資産を築くことができるのは後者の投資家なのです。

後者の投資対象を作り出す投資家として成功するためには、次の3つの能力を伸ばしていくことが必要です。

成功する投資家が持つ3つの能力

・ほかの人が見過ごすチャンスを見つける技術
・資金を集める技術
・頭のいい人間を集めて組織にする技術

どれも一朝一夕で身につくような能力ではありませんが、1つひとつはあなたに計り知れないほどの大きなリターンをもたらしてくれる知恵なのです。

お金のためではなく、学ぶために働く

お金持ちになるためには、才能だけでは難しいのが現実です。さまざまな経験や失敗から学び続けなければいけません。

お金持ちになっていく人はお金のために働かず、学ぶために働いてきています。
金持ち父さんは、FIを中心に広く浅く学ぶことを薦めています。

1つひとつの知識について、必ずしも専門家レベルまで、詳しくなる必要はないのです。必要なときに必要なだけ学べば良いということです。

私たちは、つい目先のことに気を取られがちですよね?

「私は今、この仕事がしたいから転職する」「お給料上がらない・・・もっと自分の能力を評価してくれる会社を探そう」
と、将来をしっかりと見据えた判断がなかなかできません。

金持ち父さんは、お金持ちになりたいなら長い目で見て本当に将来自分が得たいだけの資産を築くために必要な知恵を学べる仕事を選びましょうといっています。

闇雲に学ぶのと、仕事をしながら明確な目的を持って学ぶのでは学習効率がまるで違います。

実際、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者も経理や皿洗い、工事現場、営業、予約受付、マーケティングなどたくさんの仕事を経験し、その中から必要な知恵を学んできたそうです。

単にたくさんの経験をすればいいということでなく、1つひとつの仕事を選ぶ「意図」が大切ということです。

終わりに

この本は私が投資の世界に足を踏み入れるきっかけであり、気づきを与えてくれました。

全ての内容をそのまま鵜呑みにするべきではありませんが、「お金とは何か」を深く考えさせられました。

実際この本を読んでからの私は色んなことに挑戦します。
具体的には、

【1】不動産投資セミナーへの参加
【2】キャッシュフローゲーム会への参加
【3】株トレード
【4】投資信託積立て
【5】個人年金保険の加入

などですね。

元々思い立ったらすぐ行動するタイプであり、なおかつ自分の見たりやってみたことしかあまり信用できない科学者気質なのです(笑)

最後に。このなかで【2】のキャッシュフローゲーム会については注意が必要です。
詳しい内容は次回の記事で紹介しますが、「マルチ商法」などの怪しい勧誘のネタとして使われているからです。

この記事があなたの参考になれば幸いです。

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