これだけは知っておきたい【フィンテック用語】10選まとめ
(※この記事は2019年1月31日に更新されました。)
こんにちは、セシルです。
皆さんはフィンテックという言葉は既に知っているかと思いますが、意外にどの用語がフィンテックに該当していてどんな意味を持っているのか知らなかったりします。
当の私も、用語自体は知っているものの、ちゃんとした意味は理解していないものが多いです。
今回はそんなフィンテックに関する用語について、「これだけは知っておいた方がよさそう」とされるものをピックアップしてみました!
広く浅く簡単に知ることのできる記事にしたので、必要に応じて覚えていただければと思います。
キャッシュレス決済
キャッシュレス決済はさまざまなサービスがありますが、支払い方式によって3つに分けることができます。
1. 前払い方式
→プリペイドとも呼ばれており、「プリペイドカード」と言えば身近に感じるのではないでしょうか。
当たり前ですが、事前に入金しておかないと支払いには利用できません。
身近なプリペイドカードは「iTunesギフトカード」や「Google Playカード」ですね。
2. 後払い方式
→「ポストペイ」とも呼ばれ、身近な決済サービスはクレジットカードになり、1ヶ月分の利用額を毎月決められた期日に、まとめて支払う方式です。
「iD(アイディ)」、「QUICPAY(クイックペイ)」は後払いのポストペイ型電子マネーです。
3. 即時支払い方式
→「デビットカード」が主な決済サービスになり、「リアルタイムペイメント」とも呼ばれます。
デビットカードで決済を行うと、登録してある銀行口座の残高からすぐに支払われる仕組みです。
2019年2月にサービス開始予定の「ゆうちょPay」もこの即時支払い方式になり、ゆうちょ銀行口座を保有しているユーザーがQRコードを読み取ると、利用した金額がリアルタイムで引き落とされます。
ロボ・アドバイザー
主に投資について、人を介さずにアドバイスをしてくれるサービスのこと。
分散投資理論に基づき、利用者の年齢や収入などを基に、最適な投資比率を提案。
どれだけリスクの取れる性格かを測るアンケートも実施して、比率に反映する場合が多いです。
診断結果を基に、提案された比率での運用を自動で始められる「THEO」など、投資一任型サービスも増えています。
参照系・更新系API
まずAPIとは、あるソフトの一部機能を他のソフトから呼び出す仕組みのことです。
銀行などの金融機関がAPIを公開することで、口座と連動したフィンテックサービスを外部企業が構築可能。
残高照会など、データを見る機能だけなら「参照系API」。
振込みなど、実際に操作するタイプを「更新型API」といいます。
スクレイピング
「マネーツリー」などの家計簿アプリは、銀行などのAPIが公開されていない現状で、口座情報を一元管理する「アグリゲーションサービス」を提供しています。
その手段がスクレイピング。
利用者同意のもとにIDとパスワードを預かり、代理でログインして残高などを閲覧できます。
ネオバンク
海外でいま注目を集める新規参入銀行の一種。
既存銀行とシステムを接続して、実際の預金管理などは既存銀行に任せた上で、ユーザーに見える部分のインターフェースやサービスの独自性で付加価値を付ける業態のこと。
通信業界のMVNOにイメージは近いです。
例えば米国のSimpleは、独自の支出管理・貯蓄支援機能や、金利が低い代わりに多くの手数料が無料である点などで差別化。
インステック
Insurance(保険)とTechnologyを組み合わせた造語です。金融(Finance)+情報技術(Technology)の「フィンテック(FinTech)」同様に、保険とITの最新技術を掛け合わせて新しい保険サービスを生み出す取り組みのことです。インステックの取り組みが進むことにより保険業界のサービス、営業手法、社内体制が大きく変わる可能性があると言われています。
ブロックチェーン
よく混同されやすいですが、ブロックチェーン(Blockchain)とビットコインは別物です。
ブロックチェーンはビットコイン開発の過程で生まれ、ビットコインの取引を記録する分散型台帳を実現するための技術です。ビットコイン以外も多くの仮想通貨はブロックチェーンを技術基盤としていますが、ブロックチェーンを使わないDAG(Directed Acyclic Graph)型仮想通貨など例外もあります。
アルトコイン
ビットコイン以外の仮想通貨の総称。1つの仮想通貨のことを指しているわけではありません。
イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの仮想通貨はアルトコインの一種です。
アルトコイン(altcoin)は、『alternative coin』の略称で、「代替通貨」という意味です。
仮想通貨の文脈では、『alteranative bitcoin』、つまり、ビットコインの代替通貨という意味で使われます。
アルトコインは、ビットコインが抱える課題解決を目指し開発されたコインであり、ビットコインでは実現困難なことを可能にするために開発されたコインなど様々です。